結局その日は一人で帰った。 翌朝も一人で登校。 学校に着くと、黄色い声が聞こてきた。 「もうやだぁっ、宙斗ったら」 「まじで、ほんとだし!」 「他には〜?」 「んー、そうだな…」 秋山が数人の女子に囲まれていた。 そのなかの二人なんか、自分の腕を秋山に絡ませていた。 ……どくん。 心臓が震える。