許さない。 そりゃ、私だってミミのために何も出来なかったけれど。 「許さない」だなんて言う権利、私にはないのかもしれないけれど。 1つの命を奪った女子生徒の方が、私の何倍もひどい。 ──だから私は、ミミの命を奪った女子生徒に、今から罰をあたえようと思います。 「なーに? ユミコ。こんなところに私達を呼び出して」 「……」 「あははっ!何も言えないよねぇ。だってアンタ、〝もう〟人間じゃないんだから」 「う……ぐぅ……」 女子生徒の1人にそう言われ、私のクチからは変な言葉が漏れた。