どれくらいの時間、そうしていただろうか。 ずしり、っと、身体の上に何か重いものがのしかかった。 動けないために重いものの確認は出来ないが、人ならずものであることは金縛りから理解出来る。 得体の知れない何かが身体の上にのしかかっていることと、それを確認出来ないことの恐怖が入り混じり、私は半ば泣きそうになっていた。 もちろん、金縛りにあっているために本当に涙は出ないが、心の中ではすでに泣いていた。