「胡桃…………?」
私の名前を呼びながら
香澄が私の顔に人差し指を向ける。
「えっ……?」
香澄が指差した頬に手を当てると
冷たいものを感じた。
私……泣いてる、の?
なんで?
だって、別にあんな
口も態度も悪くて意地悪な人
全然好きじゃないし…………
「あんた、もしかして
あの和菓子職人の事……好きなのね?」
香澄が私の顔を見て言う。
「えっ……。」
ーーーー好き……?
私、サトルさんが好きなの……?
そう思った瞬間
胸が締め付けられる思いがした。
サトルさんの顔を思い浮かべると
心がキュッとなった。
そっかぁ……
私、サトルさんのこと好きなんだ。
夕べ一度は消し去った思いを
認めるとなんだか急に
心が軽くなった。
サトルさんのこと
いつの間にか
好きになってたんだね私。
もしかしたら、あの日
桜が満開の頃に櫻やへ
行った日から
私の気持ちはサトルさんに
動いていたのかもしれない。
突然のあのキスが知らないうちに
私に魔法をかけていたのかも……。
気持ちに気づいた途端
更に目からは熱いものが
こぼれ落ちてきて……
「自分の鈍さに嫌になっちゃう。」
泣き笑いしながら言う私に
香澄はそっとハンカチを
差し出してくれた。
そのハンカチで、目を押さえると
香澄がほんのり付けている
甘い香水の香りがして
無性に櫻やを思い出した。
私は暫くハンカチを
目から外すことが出来なかった。
私の名前を呼びながら
香澄が私の顔に人差し指を向ける。
「えっ……?」
香澄が指差した頬に手を当てると
冷たいものを感じた。
私……泣いてる、の?
なんで?
だって、別にあんな
口も態度も悪くて意地悪な人
全然好きじゃないし…………
「あんた、もしかして
あの和菓子職人の事……好きなのね?」
香澄が私の顔を見て言う。
「えっ……。」
ーーーー好き……?
私、サトルさんが好きなの……?
そう思った瞬間
胸が締め付けられる思いがした。
サトルさんの顔を思い浮かべると
心がキュッとなった。
そっかぁ……
私、サトルさんのこと好きなんだ。
夕べ一度は消し去った思いを
認めるとなんだか急に
心が軽くなった。
サトルさんのこと
いつの間にか
好きになってたんだね私。
もしかしたら、あの日
桜が満開の頃に櫻やへ
行った日から
私の気持ちはサトルさんに
動いていたのかもしれない。
突然のあのキスが知らないうちに
私に魔法をかけていたのかも……。
気持ちに気づいた途端
更に目からは熱いものが
こぼれ落ちてきて……
「自分の鈍さに嫌になっちゃう。」
泣き笑いしながら言う私に
香澄はそっとハンカチを
差し出してくれた。
そのハンカチで、目を押さえると
香澄がほんのり付けている
甘い香水の香りがして
無性に櫻やを思い出した。
私は暫くハンカチを
目から外すことが出来なかった。



