甘いのくださいっ！＊香澄編追加しました＊

「だからさ、お前ほんっと
思ってる事、ストレートに顔にだすよな？」


「あはは……スイマセン……。」


「まぁ、いいけどさ。
お前のそういうところ嫌いじゃねぇし。」


えっ……そ、そんな……
照れるんですけど……。


「っで、気になってんだろ？
坂下までがどうしてデザイン部やめたのか。」


「はい……気になります。」


ここまできたら、もう何もかも
聞くしかないでしょっ。


「俺がやめさせたんだよ。
坂下を追い込んだんだ。」















えっ……。
サトルさんが……？
意味が分からないよ。


「それって……どういう事ですか？」


「だから、俺が余計な事を
したから坂下はデザイン部をやめたんだ。」


「余計な事？」


私がよく分からないって顔をしていると


「俺が良かれと思ってやったことで
あいつを傷つけた。
俺がバカだったんだよ。」


最後は投げ捨てるようにサトルさんが言った。