結局、あまりにも美味しくて
勧められるままに
二切れも食べてしまった……。
太るよね……。
だって美味しいんだもん!
「ほい、どーぞ。
珈琲が良かったか?」
そう言いながらサトルさんが
お茶を出してくれた。
「いえ、和菓子にはお茶ですよ。」
サトルさんの煎れてくれたお茶は
普通の緑茶ではなく玄米茶だった。
「玄米茶、美味しい。」
この香ばしさがたまんないよね。
「お前はほんっと、良い顔するよな。」
「えっ?」
「旨いもん食ってる時の顔が
良い顔してる。見てるだけで
こっちも何か嬉しくっつうか
幸せな気持ちになんだよなぁ。」
そ、そんなぁ……
じっと見られると照れるんだけど……。
「やっぱ好きだわ、俺。」
「えっ……。す、き?」
私の心臓が急に早く動き出した。
「ああ、お前のその顔、好きだ。」
「顔です……か?」
ええっ、顔が好き?
そ、そんなぁ……。
特に美人でもないのに……。
それに顔が好きって
サトルさんったらストレート過ぎるよ……。
頬がどんどん熱くなるのが分かる。
「ああ、お前が旨そうに食うときの顔な。
似てるんだよなぁ…。」
ん?
似てる?
「似てるって……?」
「えっ?
うちの婆ちゃんが飼ってる猫のミツだげど。
そいつが婆ちゃんに鰹節貰った時の顔に
似てんだよなぁ……。」
もう一切れ食べよかな……。
勧められるままに
二切れも食べてしまった……。
太るよね……。
だって美味しいんだもん!
「ほい、どーぞ。
珈琲が良かったか?」
そう言いながらサトルさんが
お茶を出してくれた。
「いえ、和菓子にはお茶ですよ。」
サトルさんの煎れてくれたお茶は
普通の緑茶ではなく玄米茶だった。
「玄米茶、美味しい。」
この香ばしさがたまんないよね。
「お前はほんっと、良い顔するよな。」
「えっ?」
「旨いもん食ってる時の顔が
良い顔してる。見てるだけで
こっちも何か嬉しくっつうか
幸せな気持ちになんだよなぁ。」
そ、そんなぁ……
じっと見られると照れるんだけど……。
「やっぱ好きだわ、俺。」
「えっ……。す、き?」
私の心臓が急に早く動き出した。
「ああ、お前のその顔、好きだ。」
「顔です……か?」
ええっ、顔が好き?
そ、そんなぁ……。
特に美人でもないのに……。
それに顔が好きって
サトルさんったらストレート過ぎるよ……。
頬がどんどん熱くなるのが分かる。
「ああ、お前が旨そうに食うときの顔な。
似てるんだよなぁ…。」
ん?
似てる?
「似てるって……?」
「えっ?
うちの婆ちゃんが飼ってる猫のミツだげど。
そいつが婆ちゃんに鰹節貰った時の顔に
似てんだよなぁ……。」
もう一切れ食べよかな……。



