甘いのくださいっ!*香澄編追加しました*

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「香澄?もう起きてたの?」


そう言いながら、坂下さんは窓から見える景色を眺める私を後ろから抱きしめる。


ここは坂下さんのあの豪華なマンション。


BARのマスターの計らいであの日から私の中での坂下さんの存在は、ただの飲み友達から特別なものへと変わった。


と言ってもこの2、3週間坂下さんの仕事がとっても忙しくてこれといって、ゆっくり二人で何処かへ出掛けるとかもなく過ぎていた。


今日は休み前と言うことで仕事終わりにマスターのいるBARに行ってその後、坂下さんの部屋にお泊りしたのだ。


坂下さんの部屋に来たのは前に、看病に来た時以来だ。


「起こしちゃいましたか?」


そう言いながら振り返るといきなりの甘いキスが落ちてくる。


「……んぅ………」


思わず声が漏れてしまう。


「もう〜、そんな可愛い声ダメだな。ストップ効かなくなるでしょ。」


と、いきなりスイッチの入った坂下さんを押し留める。


「ちょ、ちょっと待ってくださいっ。」


「やだ……スイッチ入れた香澄が悪い…」


そう言いながら、私の首筋に唇を這わす坂下さんに必死の抵抗をする。





ドスッ






「ってぇ〜。」


広い広いリビングに坂下さんの叫び声が響いた。