甘いのくださいっ!*香澄編追加しました*

坂下さんは私が掴んだままの腕とは反対側の手を頬に添えると優しく啄むようなキスをした。


けれどそれは次第に深くなっていってーーー


頬に添えられていた手は私の後ろ髪に差し込まれ完全にロックされている。


誰もいないBARに私達の唇が重なる音だけが響いてーーーー















「んんんんんんんんんっ……俺、かなり遠い所までライム買いに行ったんだけど……」


マスターだった。


すっかり忘れてたけど気を利かせてマスター出掛けてくれてたんだった。


なのに坂下さんは唇は離したもののおでこは私にくっつけたまま私から目を離すことなく入り口に立つマスターに言う。


「じゃぁ、今度はレモンも買ってきなよ。そうだなぁ…カリフォルニア辺りに?」







 
 


「調子に乗るんじゃねぇっ!」