甘いのくださいっ!*香澄編追加しました*

「俺…何かとあの人には負けててさ、学生の時もそして、うちの会社でもね……。」


あぁ……確か大学から一緒だったんだよね。それで同じデザイン部にいたって話……前に胡桃にチラッと聞いたっけ?


「常に俺の前にはあの人が立ち塞がっててさ……って向こうは全然、そんな気無いんだけどね、でも尚更、そう言うのが凹むつーか…悔しくて……」


そうなんだ……そんな風に思ってたんだこの人……。


「でも、胡桃のことはちゃんと好き…だったんですよね?」


自分から聞いておきながら、好き…って言葉に少し胸が痛むのは気のせいか……


ーーーー


少し間が空いて坂下さんが言った。とても真面目なトーンで……


「ああ、そうだね。好き…だったよ。」


坂下さんからの言葉に更に胸がズキンとした……。


きっと私、今、可愛くない顔してるーーー


なんでだろ……


「フフ……春川さん、もしかして嫉妬してる?」


「えっ、な、何言うんですか……」


否定の言葉に力が入んない……


そんな事ありませんて、強くハッキリと否定したいのに……


私、いつの間にかーーーー