「てめぇ、何やってんだよ。気安く香澄に触れるなっ!」
凄い剣幕で坂下さんは言いながら椅子に座る私を勢い良く引き寄せるとあっという間に腕の中に収めてしまった。
一体、何の騒ぎなの?これ。
坂下さんの腕の中に収まりながらも冷静に頭を回してみる。
「坂下、お前相変わらず血の気が多いな。だからこそ、冷静な香澄ちゃんが側にいてくれると俺としては安心なんだけどね……」
マスターはカウンター席に座ったままお手上げポーズでそう言った。
「血の気……多いんですか?」
抱き竦められたまま、坂下さんの顔を見上げる。
「血の気……多くねぇよ。」
何故かそっぽを向いたまま答える坂下さん。
その割には腕の力緩めてくれないんだけど…。
「あっ、しまった。ライムが切れてるなぁ。香澄ちゃん、悪いけど少しの間、留守番頼めるかな?ライム、買って来なきゃ。」
「えっ、留守番…ですか?」
「店の外にCLOSEの札掛けておくから、宜しくねぇ、あっ、後、坂下のことも。」
そう言いながらウインクをするマスターはやっぱり素敵だ。
「いつも行くスーパー休みなんだよなぁ。ちょっと遅くなるかもしれないなぁ。」
とても大きな一人言を言いながらマスターは出掛けてしまった。
店内でいつまでも抱き合ってる私達を残してーーー
いや、一方的に抱きしめられてるんだけど……。
凄い剣幕で坂下さんは言いながら椅子に座る私を勢い良く引き寄せるとあっという間に腕の中に収めてしまった。
一体、何の騒ぎなの?これ。
坂下さんの腕の中に収まりながらも冷静に頭を回してみる。
「坂下、お前相変わらず血の気が多いな。だからこそ、冷静な香澄ちゃんが側にいてくれると俺としては安心なんだけどね……」
マスターはカウンター席に座ったままお手上げポーズでそう言った。
「血の気……多いんですか?」
抱き竦められたまま、坂下さんの顔を見上げる。
「血の気……多くねぇよ。」
何故かそっぽを向いたまま答える坂下さん。
その割には腕の力緩めてくれないんだけど…。
「あっ、しまった。ライムが切れてるなぁ。香澄ちゃん、悪いけど少しの間、留守番頼めるかな?ライム、買って来なきゃ。」
「えっ、留守番…ですか?」
「店の外にCLOSEの札掛けておくから、宜しくねぇ、あっ、後、坂下のことも。」
そう言いながらウインクをするマスターはやっぱり素敵だ。
「いつも行くスーパー休みなんだよなぁ。ちょっと遅くなるかもしれないなぁ。」
とても大きな一人言を言いながらマスターは出掛けてしまった。
店内でいつまでも抱き合ってる私達を残してーーー
いや、一方的に抱きしめられてるんだけど……。



