むにゅぅぅ 「っいってぇ〜!春川さん、どうしたの? 怒った?」 私から体を離すと頬を擦りながら坂下さんは私をじっと見た。 私が坂下さんの頬を思いっきりつねってしまったからだ。 「いえ、怒ってるとかでは……。 ほんと、ごめんなさい。だけどやっぱり こんなのダメです。」 私は早口にそう言うと 素早く手荷物を持って部屋を後にした。