甘いのくださいっ!*香澄編追加しました*

「トキさん……か。」


「お前がいなくなる前、
確かに聞いたんだよ。
お母さんってお前呼んだろ?」


「そうだったっけ?」


「惚けんなよ。
俺には言えねぇってのかよ。」


少し強くそう言うと


「そうね、サトルとは九九を一緒に
覚えた仲だもんね。」


一瞬、笑うと直ぐに顔を引き締め
ゆっくりと言葉を選びながら
ユズは話し出した。