「オレが上司に言えば
どうなるか知ってる?
よくも 平気で 嘘ついたな!」
「はい・・・クビです・・・かね?」
「かね?じゃねーだろ!
なんで 危険を犯してまで
そんなことしてるわけ?」
「それは・・・」
家が貧乏で・・・
借金だらけで・・・
自由なお金がなくて・・・。
そんな 惨めなことを言っても
同情どころか
松浦さんに笑われるだけ・・・。
「お金が必要なんです!」
「何で?」
「どうしても・・・
理由は 言えません」
「男に貢いでるのか?」
「あたし・・・
そんな風に見えますか!!!」
ほぼキレ気味
【男に貢ぐ】
その言葉には 本気で怒ってしまった。
貧乏が知られるのは嫌
だけど そういう目で見られるのも嫌。



