期間限定の彼女




あたしたちが歩き出すと 
回りのみんなは 詩織さんを見て


『おう!可愛いじゃないか!』
『がんばれよ!』
『いい返事を聞かせてやれよ!』


掛け声かけたり 拍手したり…


私は 完全に 超引き立て役。


あたしたちは 松浦さんの目の前に
到着した。


すぐ 目と鼻のさきには
松浦さんが立っている。


ずっと 泣いてはいけない!って
我慢してたのに
とうとう 堪えきれず 涙が溢れた。


みんなに どう思われてもいい
これで最後 見納めだから…。


あたしは 詩織さんの後ろに 
顔を隠すように 並んだ。


「ここまででいいかな?
あたし 席へ帰るね」


向きを変えた。