期間限定の彼女



もうすぐ あたしの家のある並木町


「松浦さん ありがとね
そして 今日は ごめんなさい
美味しい料理食べさせてもらいながら…
変な役までやらせて…」


「変な役って 恋人のこと?」


「うん…」


松浦さんは あたしの顔を除き込んだ。


「お前 まだ泣いてんの?はぁ・・・。」


「だって…」


「もー!!!
どうせ 帰っても親 居ねーんだろ?
話し聞いてやるヤツも
居ねーんだろ?」


「ううん 大丈夫!」


「オレが 朝まで一緒に居てやるから
家に 上がらせろ!」


・・・えっ?


それは…無理
家なんて無理無理。


ますます 輪をかけて 惨めになる。


だって あたしの家
並木パレスじゃない


その後ろのボロアパート…。


あんな家を見せたら
同情されるか 笑われるか