「松浦さん 有難う
もういいよ」
腕を 外そうとしたが
「車まで こうしてるよ!
どこで見てるか わかんねーだろ!」
強くあたしの頭を
自分の肩に 引き寄せた。
その優しさに…泣けてくる。
「なに泣いてんだよ!」
「泣くほど 好きだったのか?
それとも まだ好きか?」
「違…う…違うけど…」
「じゃあ なんで泣いてんだよ!」
まだ 真二のことが 好きだからって
泣いてんじゃない!
あたしが幸せになってるから
安心したとか言われて・・・
あたし 全然
幸せになったわけじゃない。
こうして 好きな人と一緒に居ても
心が通じてるわけじゃない。
あたしの好きな人は
別の人の事を思ってるから。。。
そして
あの時の惨めな思い…は
松浦さんには言えない。



