ピカ先輩はそのエメラルドグリーンの瞳を、もうキラキラと輝かせて俺に引っ付く。



「絶対椿ちゃんのおかげやし!週一椿ちゃんのおうちで栄養価高い手料理食いよるけん、絶対それやもん!」



いやまぁ、お宅の歩ちゃん同じ食生活ですくすくお育ちですけども。



勿論、そんなことこの可愛い小動物に言える訳もないから、そのサラサラのブロンドの短髪を撫でる。



「見てて暑苦しいから、そろそろ引っ付くのをやめろ」



「えー!秀ちゃんケチンボ!えいっ!」



暑苦しいって言われてんのに、今度は果敢にも秀吉キャプテンに抱き着くピカ先輩。



170センチに到達したものの、188センチの秀吉キャプテンと並ぶとやっぱり可愛いな。



「ふぅ、この小動物とあっちのデカイ姫に毎日引っ付かれる小鳥遊も大変だな」



「そうですねぇ、可愛いんでついつい甘やかしちゃうんすけど」



「え、何?俺ん話しよった?」



噂をすれば、水高かわいこちゃんズのデカイ方、行雲先輩が俺に引っ付く。



「ぷーん!ゆっくんの彼氏よか、俺ん秀ちゃんのがカッコイイやろ!」



「何ね!俺ん彼氏の椿は家事全般こなせる自慢の彼氏じゃ!」



なんだそのホモ会話。俺も秀吉キャプテンも突っ込む気力無いけど。



この光景に二階の女子達、写メとりまくり。慣れたもんだけど。