「うん、バッチリ!他の子とも撮りに行こうよ」

「そうだね」




そう言うと陽果は片っ端から同じ学年の子を捕まえてくると写真を撮った。


仲が良いとか、同じクラスとか、そんなのはどうでも良いみたいで全く関わったことのない子もいた。




「あ、陽果ちゃん、茜ちゃん!クラスの女子で写真撮ろうよ〜!」





どんどん増えていく、最後の思い出。

撮れた写真を確認しながら二人でわいわいやっていると、私たちを呼ぶ声がした。




「うん!行こ、陽果」





彼女の手を引いて生徒で溢れる中を進んでいく。

そこを抜けると同じクラスの女子が固まっていた。

……恋那ちゃん、ただ一人を除いて。






「ああ、全員じゃないんだ?」

「え、うん……」




陽果が極力明るくその話題に触れた。

みんな少しだけ気まずそうに陽果から目を逸らして私を見る。


……そっか、そうだった。

私はみんなの中で彼氏を恋那ちゃんに取られたことになってるんだった。