バタバタと俺から逃れようと布団の中で一生懸命足をばたつかせる真夏だが、そんなこと無駄


すぐさま俺はがっちりと両足で真夏の足を挟み、動きを制止させる



「暴れんな、寒い」



「〜っっ!!!春、私は春の湯たんぽじゃないんだよっ!!!」



湯たんぽ...

あまりにも女子高生というよりおばあちゃんみたいな発言をする真夏に笑がこみ上げる



「くくっ、湯たんぽってお前...おばあちゃんか!!」




「な、なによー!湯たんぽの何がいけないのよ!!」



「いーや、別に何も..真夏おばあちゃん?」



からかうように真夏の耳元でそう言うとみるみるうちに赤くなる真夏の耳



「馬鹿春!私がおばあちゃんだったら春だっておじいちゃんなんだからね!?」