「まったくもー!!昨日も夜更かししたんでしょう!!この子は!!」 ゆっくりと着替えを終らせて、リビングへ行くと陽毬を待っていたのは、ご立腹の母親だった。 『ごめんちゃい』 「ごめんちゃいって……まったくこの子は」 顔の前で両手を合わせ謝る娘に、呆れるようにため息をついた。