自分にツッコミを入れつつ、黒板の手前で繰り広げられる、芝居のような先生と愛咲さんのやり取りを見守っていた。 「おい、愛咲。いいから自己紹介しろ」 困ったように苦笑いを浮かべる雲井先生。 「もぉ、じゃあいいです。先生が美姫【ミキ】って呼んでくださったら自己紹介します♪」 愛咲さんは、満面の笑みを浮かべると、雲井先生の腕に自分の腕を絡ませた。