『ゲームの世界なんだったら、ゲームの主人公にでも頼めば??』 「それが出来れば、すっごく僕としても楽なんだけど。それが出来ないから君に頼んでるんだよ」 ニッコリと笑みを浮かべ、ゲームを空中に投げた。投げられたゲームはフッと姿を消した。 イ、イリュージョン……。 『と、とにかく。私はそんなたいそうな事出来ませんから!!』 「え??いいの??僕の頼みを受け入れて、ゲームの世界に行く方が利口だと思うよ??」