「知ってるよね??これ」 『……それ、昨日やってたゲーム』 そう、彼が持っていたのは昨日やりこんだゲームだった。 「僕が助けて欲しいと望むのは、このゲームの世界なんだよ」 『はい??』 ゲームの世界を助けろって?? あまりに、理解不能な頼みに動揺を隠せない。