…………いや違う。 “まるで別人みたい”ではないあれは別人だ。 感情のない人形のような、何を考えているかわからないような表情。帯びていた雰囲気だって全然今と違う冷たいものだった。 彼の表情と雰囲気が変わった瞬間。私の胸の鼓動は、いやな音を立てた。 ドクリッと-―――。 「ねぇ、聞いてる??」 天希は首をかしげながら、考え込む陽毬の肩に手を置いた。