重たかった筈のペダルが…、スイスイと軽やかに。風を切って…走る。 思い出に…、ひとつ、ふたつと。 あったかいものが…上塗りされて。 くすぐったいような、痒いような、 今直ぐに…、誰かに話したいような。 そんな……ウズウズとした感情が。胸の中で…燻っていた。 誰に話したいかって――…? そんなの、一人しかいないじゃん?