「手……出して。」 「…………。」 私は、促されるままに…テーブルの上に、手を置く。 「……。ブルーじゃないんだから、『お手』してどーすんの。もっとこっち!」 「……スミマセン。」 おずおずと…… 手を差し出す。 迷わず左手をだしたのは……。 予感が、 膨らむ…期待が。 自然と…そうさせたのかもしれない。 「覚えてるー?紗羽ちゃん。これって…2度目のプロポーズになるんだけど。」 薬指に、 ヒヤリと…冷たい物が嵌め込まれる。 「……遠回し過ぎたし、気づきもしなかったけどね。」