私に声をかけようとする人や、私を誘拐しようとする人なんて居ないでしょ。 そんな物好き。 そう思って私は、眠りにつくことにした。 ベンチの上での睡眠は、いつもの睡眠よりいいものだと思う。 ま、そんなに大差ないか。 いつもは家の地下の倉庫で睡眠してるんだ。 親のせいでそうなってしまったのだ。