でもでも、大体分かったってことは、暁明を好きということは伝わったんじゃ?


どう聞きだそうか悩んでいると、暁明は手紙をチラッと見た後に、大きく息を吐いた。


ため息つくほど嫌だったの......?

そうだよね、おかしくなるほど飲んで夜中に呼び出す女とか嫌だよね。


いつも送ってくれるし、印鑑ももらったし、脈ありなんて勘違いしてた自分が恥ずかしい。

元々、恋愛対象には見れないタイプだったかもしれないし......。


暁明は親切心で中国語を教えてくれていただけかもしれないのに。



「先にイイタカッタのに。
コレ、ホントの気持ちダヨネ?」


「え......?う、うん、本当の気持ち、だよ......」


「オレも、デス。
美月、スキデス」



一人マイナス思考に陥っていると、まさかの言葉が。

私が聞きたかった、言葉。

それを少し照れたように笑って、彼は言った。