「何が違うんだよ。
会ったばかりなのに、信頼できる人間だって分かるの?」
「それは......」
確かに会ったばかりだけど、でも。
信頼できるとはっきり言い返せない自分が悔しい。
ケンちゃんは私を心配して言ってくれてるだけなんだろうけど、悪く言わないでほしいのに。
それなのに言い返せない。
「もー!ケンちゃん、やめなよ!
美月が誰と付き合っても自由でしょ」
いつから聞いていたのか、私に隣で寝ていたかおりが体を起こし、止めに入った。
「......俺は反対だから。
授業あるから、もう行く」
「あ......ケンちゃん......、またサークルでね?」
ムッとしたまま玄関から出ていってしまったケンちゃんを見届けてから、かおりと顔を見合わせる。
「怒らせちゃったかな?」
「勝手に怒らせとけばいいよ、あんなの。
ケンちゃんも思い込み激しいから......、困ったやつだよね」
「う、ん......」
会ったばかりなのに、信頼できる人間だって分かるの?」
「それは......」
確かに会ったばかりだけど、でも。
信頼できるとはっきり言い返せない自分が悔しい。
ケンちゃんは私を心配して言ってくれてるだけなんだろうけど、悪く言わないでほしいのに。
それなのに言い返せない。
「もー!ケンちゃん、やめなよ!
美月が誰と付き合っても自由でしょ」
いつから聞いていたのか、私に隣で寝ていたかおりが体を起こし、止めに入った。
「......俺は反対だから。
授業あるから、もう行く」
「あ......ケンちゃん......、またサークルでね?」
ムッとしたまま玄関から出ていってしまったケンちゃんを見届けてから、かおりと顔を見合わせる。
「怒らせちゃったかな?」
「勝手に怒らせとけばいいよ、あんなの。
ケンちゃんも思い込み激しいから......、困ったやつだよね」
「う、ん......」


