その日の夢はすごくすごく幸せな夢を見た気がする。
とても穏やかな気持ちで、暁明にぎゅってされて眠る夢。
起きた時に夢だったのがもったいないくらい。
やっぱり夢か......。
誰も隣で寝てないことを確認して、分かってはいたけれど、がっかりする。
でもよくアパートまで帰ってこれたな、私。
どうやって帰ってきたのか記憶にないけど、帰巣本能?
帰ってきた方法は定かではないけど、置き時計を見たら、まだ七時。
今日は授業も午後からだし、メイクを落としてから、もう一眠りしよう。
なんてのんきに洗面台でメイクを落としていると、お風呂場からシャワーを浴びる音がする。
不審者!?
どうしよう、どうしよう。
一人焦っていると、お風呂場から出てきた不審者と目が合った。
「シャワー、借リタヨ」
「なんだ、暁明か。良かっ......」
いや、良くない!
以前付き合ってたとはいえ、今は違うのに、人の家で勝手にシャワーを浴びるのはいかがなものでしょうか。
なんか別れて気まずいとか切なさとか、一気にどこか飛んでいった気がします。
いっそのこと通報していいかな。
相変わらずマイペースな暁明に呆れる。
地べたに横たわってた私が何言っても説得力ないだろうけどさ。
というか昨日のこと夢じゃなかったってこと?
もう何がどうなってるのか......。
まず落ち着こう、一回落ち着こう。
「とりあえず服着ようか」
なんとか自分を落ち着せた結果、ようやく出た言葉はそれだった。
とても穏やかな気持ちで、暁明にぎゅってされて眠る夢。
起きた時に夢だったのがもったいないくらい。
やっぱり夢か......。
誰も隣で寝てないことを確認して、分かってはいたけれど、がっかりする。
でもよくアパートまで帰ってこれたな、私。
どうやって帰ってきたのか記憶にないけど、帰巣本能?
帰ってきた方法は定かではないけど、置き時計を見たら、まだ七時。
今日は授業も午後からだし、メイクを落としてから、もう一眠りしよう。
なんてのんきに洗面台でメイクを落としていると、お風呂場からシャワーを浴びる音がする。
不審者!?
どうしよう、どうしよう。
一人焦っていると、お風呂場から出てきた不審者と目が合った。
「シャワー、借リタヨ」
「なんだ、暁明か。良かっ......」
いや、良くない!
以前付き合ってたとはいえ、今は違うのに、人の家で勝手にシャワーを浴びるのはいかがなものでしょうか。
なんか別れて気まずいとか切なさとか、一気にどこか飛んでいった気がします。
いっそのこと通報していいかな。
相変わらずマイペースな暁明に呆れる。
地べたに横たわってた私が何言っても説得力ないだろうけどさ。
というか昨日のこと夢じゃなかったってこと?
もう何がどうなってるのか......。
まず落ち着こう、一回落ち着こう。
「とりあえず服着ようか」
なんとか自分を落ち着せた結果、ようやく出た言葉はそれだった。


