無理に物事を押し通したところで、いつかはきっと、その無理に押し通した物事に対するツケを払う時がきっとくる。
その時に私はツケを払ってまで、それ以上の幸せを彼に与えてあげられる自信がないんだ。
特別な才能があるわけでもない、ただの平凡でどこにでもいる......いやむしろ人よりも容量が悪い自分自身に自信がないんだ。
「気持ちは分かった。
だけど、暁明の気持ちはどうなる?
俺だったら、彼女にそんなことされても全く嬉しくないけど」
確かに私だって逆の立場だったら、そんなことされても全く嬉しくない。
だけど......、じゃあどうすればいいの?
他にどんな選択があった?
「美月は、親が進める、愛情もないようなどうでもいい相手と結婚することが幸せだって言うんだ?」
「そんなこと言ってない。
言ってないけど......、私じゃなくて、もっと他に、楽に一緒になれるような相手の方が幸せなんじゃないかなって」
楽に一緒になれる相手って、どんな人か自分でも分からないけど。
だけど、わざわざ私を選ぶメリットなんて......。
その時に私はツケを払ってまで、それ以上の幸せを彼に与えてあげられる自信がないんだ。
特別な才能があるわけでもない、ただの平凡でどこにでもいる......いやむしろ人よりも容量が悪い自分自身に自信がないんだ。
「気持ちは分かった。
だけど、暁明の気持ちはどうなる?
俺だったら、彼女にそんなことされても全く嬉しくないけど」
確かに私だって逆の立場だったら、そんなことされても全く嬉しくない。
だけど......、じゃあどうすればいいの?
他にどんな選択があった?
「美月は、親が進める、愛情もないようなどうでもいい相手と結婚することが幸せだって言うんだ?」
「そんなこと言ってない。
言ってないけど......、私じゃなくて、もっと他に、楽に一緒になれるような相手の方が幸せなんじゃないかなって」
楽に一緒になれる相手って、どんな人か自分でも分からないけど。
だけど、わざわざ私を選ぶメリットなんて......。


