「すみません」
「はい、いらっしゃいませ......ってケンちゃん!?」
棚に返却済のDVDを並べて、間違った場所にあるものを元の場所に戻していると。
お客さんに声をかけられたので振り向くと、久しぶりに会うケンちゃんだった。
「お前サークル、サボりすぎ」
「あ、ごめん......。
もうすぐ行けると思うから......」
それを言いにわざわざここまできたのかな。
そうだよね、いくら自由参加みたいな雰囲気があるゆるいサークルでも、さすがにサボりすぎだよね。
バイトは始めることができても、まだたくさんの人と話す必要がある場所に行けるまでは回復してないんだ。
けど、それは完全に私の都合でみんなには関係ないよね。
こんなに行けないのなら、いっそやめた方がいいのかも......。
「冗談だよ。
美月がバイト始めたっていうから、寄ってみただけ。
サークルやめるなんて言うなよ?
これるようになってからでいいからさ。
みんな待ってるからな」
「うん......、ありがと」
ケンちゃんの温かい言葉にじんとしながらも、バイトをサボってると思われないように、棚の整列を続ける。
「はい、いらっしゃいませ......ってケンちゃん!?」
棚に返却済のDVDを並べて、間違った場所にあるものを元の場所に戻していると。
お客さんに声をかけられたので振り向くと、久しぶりに会うケンちゃんだった。
「お前サークル、サボりすぎ」
「あ、ごめん......。
もうすぐ行けると思うから......」
それを言いにわざわざここまできたのかな。
そうだよね、いくら自由参加みたいな雰囲気があるゆるいサークルでも、さすがにサボりすぎだよね。
バイトは始めることができても、まだたくさんの人と話す必要がある場所に行けるまでは回復してないんだ。
けど、それは完全に私の都合でみんなには関係ないよね。
こんなに行けないのなら、いっそやめた方がいいのかも......。
「冗談だよ。
美月がバイト始めたっていうから、寄ってみただけ。
サークルやめるなんて言うなよ?
これるようになってからでいいからさ。
みんな待ってるからな」
「うん......、ありがと」
ケンちゃんの温かい言葉にじんとしながらも、バイトをサボってると思われないように、棚の整列を続ける。