「おーい、何やってんだよ2人して~」 終わるとさっそく私の所にやって来た佐野くん。 星野くんも後からやってきて 「うるせぇよ」 佐野くんにそう言う。 すると、今度は私の方に向き直り 「悪かった」 と謝った。 そんな事全然いいのにな。 むしろかばってくれたのが嬉しかったし。 「放課後は俺一人でやるから」 ふふっ、星野くん気にしすぎ。 「別に……」 私がそう言うと、きょとんとする星野くん。 「そういう迷惑のかけられ方は嫌いじゃない」 いつか星野くんが言ってくれた優しい言葉。