私の知らない所で知らない物語は進んでく。 「明日、学校行くの楽しみだな……」 「ん?何か言った?」 「ううん、何でもないっ」 そんなことには気付かずに 私は少しずつ彼に惹かれてく。 少しずつ踏み出した気持ちは もう後ろには戻れない。 まっすぐ進んで、彼にたどりつくまで 私はきっと歩き続ける。