力強いまなざしを見て、

私は少しほっとした。


仲直りしてほしい。

だって、お互いを大切にしてる存在だって

分かるから。


「じゃあ、行ってくる!」


「うん」



ずれてしまった時計の針を直しに


彼は、立ち上がった。