どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて



「それでね、このタコさんウインナーは……」


「…………。」


どうか、したんだろか?

気になって彼を見れば箸を止めていて

ついにはうつむいてしまった。


「ねぇ?どうかした?」

料理が不味かったんじゃないかと不安になって聞いて見たけど

彼は「いや……」

と言うだけでこっちも向いてくれない。


「いいんだよ?ちゃんと本当の事言って」

彼の肩をぶんぶんと揺らしたら

やっと彼は顔を上げて私に言った。


「いや、本当に美味いよ」


ドキンー!


その瞬間、心臓が強く音を立てる。

何で……っ。