「ああ、大丈夫だった」

星野くんはそう答えた。


「…………。」


あ、やっぱり少し気まずくなった。

だってさ星野くんの幼馴染のこと

気になるけど、聞いていいか分からないんだもん。


沈黙が続いて星野くんの言葉を待ってると

彼はやっと口を開いた。


「あのさ……、

俺のことちょっと話してもいい?」


「うん」


待ってたよ。

教えてほしい。


抱えているものがあるなら、このキーホルダーみたいに

半分こしてあげたいの。