うわあ…花束よりいい匂いかもって、そうじゃなくて、心臓がもたない…!! 「あの、ひ、日野さん?」 しどろもどろしているあたしに、日野さんは少しだけ離れると、そっとあたしの頬に左手を当てた。 「…だって、俺。 古見井が思っている以上に。 古見井のことを想っているよ。 だからね、もう待てない。」 そう言うと、ちゅっと優しく唇を重ねた。