一途な彼女×浮気な彼氏


色々あった昨日から一夜あけた今日!

なんと外は大雨!!







「ひまりー?今日は傘忘れないようにね!」

「うん!今日も遅いの?」

「今日は早めに帰ってくるわ。ひまりは雨降ると怖がるからね」

「もうっ!雷しか怖くないから!」

「…雷は怖いのね」

「じゃあいってきまーす!」

「はーい、気を付けてね」






そう言って家を出……。

ん?

…うちになにか用の人かな?

家の電柱のとこによしかかってる人発見。

あれ?制服?







「…いい加減出てきたら?ひまり」

「さささ皐っ!?」

「驚きすぎ」

「いや驚くよ!!」

「まぁいーや。遅刻するから早く行こ」

「え、一緒に行くの?」

「当たり前だろ。…なに嫌なわけ?」






グイッと顔を近づけてくる皐。


――ドキッ

カッコいいなぁ。

眉間にシワがよってもカッコいいってずるい。

……皐はずるすぎる。







「ひまり?」

「わっ//!ごめん!つい見とれちゃって…」

「え?」

「あ、やっ!ちが、くて…」

「……反則だろ//」

「一緒に行く!行こう!」

「…見とれてたんだ?俺に」

「なっ…違う!」

「素直にね、ひまり」

「素直だもん!」







…やっぱり皐には敵わない。

本当に本当にずるいっ。

どうやったら反撃できるかな?

(もう十分反撃しました)







「…あ。」

「うんー…どうやって…」

「おーい」

「…あれは…いやだめ!」

「…カワイーな、もう」

「あっ!寝てるときにイタズラとか!?」

「……」






丸聞こえなことにも気づかないひまり。

……もう絶対今日皐は寝ないと誓った。







「ひまり」

「…うーん…」

「…ひまり?」

「きゃっ//!!」






耳もとで囁いてきた皐。

それはズルい。

……なんでそんなことするのよーっ。

恥ずかしい…//








「やっとこっち向いた」

「へ?」

「ずっと呼んでんのに気づかねーんだもんな、ひまり」

「ごめんね!」

「そんなにイタズラしたい?」

「え゛っ!?」

「……フッ」






なななんで!?

なんで知ってるの!?

エスパー!?

……す、すごい!

(聞こえてました)







「大事な話だからちゃんと聞いてくれる?」

「待って!頭が混乱してる!」

「うーん…じゃあ放課後屋上で話そっか」

「うん!」







放課後…屋上…大事な話ね!

……ん?待て、待て。

全然“うん!”じゃない。

絶対嫌な話じゃんか。

――バイバイの話だ。