さっきからひまりが可愛すぎてヤバイ。
ドキドキしてんのバレてねぇーよな？
……バレてたらだせーし。
「皐、ご飯なにがいい？」
「なんでもいーけど」
「…うーん…」
「マジでなんでもいーよ。食えりゃいーし…」
俺ってなんでこう冷たい言い方しか出来ないんだ。
…ひまりを傷つけて困らせるだけじゃん。
「じゃあ…ハンバーグにしちゃおっかな」
「ハンバーグ！？」
「え？う、うん…」
「マジで！？俺ハンバーグ好きなんだ…よ…」
「……皐？」
や、やばい。
やっちまったーー！！
ハンバーグ…すっげー好きなんだよ。
好きすぎておかしくなっちまった。
「皐、ハンバーグすきなの？」
「似合わねぇとでも思ったんだろ」
「ううん。あたしもハンバーグ好きだから一緒だなって…」
「……っ////」
だからなんで…んな可愛いんだよ。
マジでありえねーから。
それ全部誘ってんじゃねぇの？
……ってありえねぇ話だけど。
「じゃあ作る…」
「待て、ひまり」
「皐？」
「抱き締めてぇー…」
「へっ///！？」
「…って拒否権ねぇけど」
「わっ…！」
真っ赤になる顔が可愛くて。
ひまりからする甘い匂い。
――やべー幸せ。
