一途な彼女×浮気な彼氏


「皐っ?」

「あー悪い。」

「教室行こうぜ〜」

「うんっ」










秦の一言であたしたちは教室へ向かった。


向かってる途中も皐はずっと手を握ってて。

なんだかすごく幸せで、中学の頃に戻ったようだった。











――ガラッ………




「おっはよ〜ってえ!?」











クラスのみんなが唖然とする。

そりゃそうですよね…。


だって皐と一緒に来る+手繋いでるんだもん。

いやぁ…本来なら普通なんですけどね。










「…んだよ。見んな、バーカ」

「いやいや坂本くん!?」

「え、別れたんじゃないの!?」

「は?別れてねぇし。」

「ひまり、行こ?」

「うんっ。ねぇ見て、秦!」

「お、書いてきたんだ」

「うんっ……とぉ!?」

「どこ、行くの。」











腕を引っ張られて見事また皐の腕の中。


いやいや皐くん。

……甘過ぎだよ。

どうしたの!?なんか変なモノ食べたの!?


ごめんなさい、あたし慣れません。




――もしかして、からかってるとか?











「…なぁ行こうとしてんなよ」

「え、あ…ごめんなさい…」

「……なぁひまりは、さ」

「……うん?」

「……っこれだから…」










ほんのり頬が赤く染まった皐。


なんで?

あっもしかして、あたしが顔をあげると角度的にブサイクとか!?


……顔、近くて嫌とか?



うぅ…それはキツいです…。




そう思い、涙目になりながらも皐を見上げた。