――中学の時。
「翠ぃ♪」
「なに?」
「保健室、行こっ?」
「仕方ないなぁ」
それなりに可愛い子達と付き合った。
……宇美への当て付け。
このぶつけられない気持ちと欲にムカついて…女を使っていた。
まぁ一言でいう“クソ野郎”だったわけ。
「翠ぃ…」
「…ん?」
「意地悪っ…」
「ちゃんと言わないとわかんないよ?」
首に腕を巻き付かせ上目遣いをする女。
……キスの催促。
なんで好きでもねぇ女にって思う俺もいた。
キスだけはあまりしたくなかった。
だから、女がちゃんと言えばしてやった。
言わないならしなかった。
「キス…してよぉ…//」
「仕方ないな…」
「んっ…んぁ…み、どり…」
「喋らないで?甘い唇、堪能出来ないじゃん?」
「…っばかぁ…//」
激しくキスをした。
なにも考えないように。
宇美なんて思い出さないように。
「…あっ…んんっ…」
そんな女の甘い声が保健室に響いていた時、
最悪な事態は起こったんだ。

