「あ、お前じゃねぇ?」
「あ、おう。んじゃ皐、先風呂入っていいぜ」
「俺ん家だわ」
「……マイハウス」
「ちげぇ」
それを残して皐は風呂場へ向かった。
……皐ってなんであぁなんだ?
なんで不器用なんだ?
あの両親から産まれてきたのに…あ、お父さんが不器用とか?
「不器用って…難しいなぁ…」
――――――
翠ー?
皐ん家にいるのー?
てか明日来ないとぶっ殺す
from 宇美
――――――
…ぶっ殺すって怖いな。
俺の彼女は心配性だなぁ。
……ま、そこが可愛いんだけどな。
「…なにニヤついてんだよ」
「…あれ?もう出たんだ?」
「もう30分越えてるし」
「…そんなに携帯と戦ってたか」
「は?」
「ちょっと宇美をどう苛めようかって」
「……聞いた俺がバカだった」
「見て、コレ☆」
「…………え?」
「可愛いよなぁ」
「どこが?」
「わかんないわけ?」
「いや逆にこの文章のどこが可愛いわけ?」
「可愛いじゃん。全部」
「いやぶっ殺すとか脅しだけど?」
「心配性なんだって」
「どこを見て言ってんだよ…」
「全部☆」
わけわかんねぇと言って皐はミネラルウォーターを飲む。
……まさに美男、イケメン。
絵になってんなー。
―――カシャッ☆
「………あ゛?」

