一途な彼女×浮気な彼氏


「ひなさん来てるって」

「ひなさんが!?」

「ん。ほら、これ秦からのLINE」







――――――

今日ひなきた。

飯食いいってくるわー鍋。


from 秦

――――――










「なに、これ。」

「LINE?」

「ちげぇ。…鍋ってなに」

「ひまりちゃん家が鍋なんじゃねぇの?」

「…なんで、行ってる?」

「なんでって秦は特別ひまりちゃん家と仲良しじゃん」

「……ふぅん。」










まぁ仲良しなのはわかってたけど。

“ひな”って呼んでるし。

俺らは“ひなさん”なのに。

俺でさえ、ひなさんなのに。



……ずりぃな、秦。











「ま、出来た」

「うまそ〜♪」

「……旨いし」

「うまっ!!」

「だから言っただろうが」

「ま、まじか…。お前はなんでもできんなー。」

「まぁな。」

「ひなさんから、連絡来てねーの?」

「…確かめてないわ」

「ふぅん。」

「飯食ったら確認してくる」

「おう」










そしてまた絶対旨いビーフストロガノフを食べた。


……我ながらうまくいったな。



つかひなさんから連絡きてなかったら俺、凹むな。

まずはひなさんから、認めてもらっていかねぇと。











「…ごちそうさま。」

「はやいなー。」

「まぁな」

「早く確認してこいよ」

「するわ」










そう言って携帯を見れば青く光ってる。


…もしや!?