「さぁ俺は野菜」
「本当にいつもベジタブルからだよね」
「英語で言えばカッコいいとか思ったろ」
「あら筒抜け?」
「ったりまえ。」
「秦ってばエスパーなんじゃない?ね?ひまり」
「し、秦が!!」
「いつものことだろ?お前らで鍋やるとき中学ん時から呼ばれてるし」
「え、いや…えぇっ!?」
「何百回目だよ、これ」
「あれそんな鍋してる?」
「2人の時はぜってー鍋じゃん」
「うそっーショックだね、ひまりー」
「うん…オムカレーとかやってなかったんだ…」
「そこでやっと戻る?」
隣を見れば紛れもない秦がいる。
……どうして秦は居てくれるんだろう。
好きな子がいるのにあたしといてもメリットなんてないよね?
逆にデメリットばっかりだよ?
秦って……変わってる?
「秦っていつも来るけど暇なわけ?」
「あのさー、ひな。」
「なによ?」
「いつもほぼ脅迫のメール送りつけてくんの誰だよ」
「えっそんな人いるの!?」
「お前だろ。」
「テヘッ☆」
「可愛くして許されると思うな」
ひなって言うのはお姉ちゃんの名前。
秦とお姉ちゃんは仲良し。
中学の時から家でよく3人で遊んだりしてた。
あ、もしかして。
秦はお姉ちゃんがずっと好きとか!?
「ひまり、全然食べてないけど腹へってないのか?」
「うわっ差別だ。」
「はぁ?」
「あたしとひまりの態度の違い!」
「変わらねーから」
「はいっ、言葉遣いから違いまーす!」
「…うるさい。んで体調でも悪い?」
「ううん、平気だよ?考え事してたの」
「そっか。あんま考え込むなよ?」
「うん、……ありがとう」
「いーな!あたしも優しくされてみたいわ〜」
「俺はいつも優しいっつの」
「はっ、どこが」
なんか……秦の顔見ずらいなぁ。
ここに居るのも、邪魔じゃないかな?

