一途な彼女×浮気な彼氏


「…あー…きっついなぁ…」








思ったよりも苦しくて痛くて。


こんな姿ひまりには見せられない。


……でもさ。

ひまりが一生俺をそういう風に見てくれなくても、

思っていていいよな…?

俺は、ひまりのこと諦められそうにない。








「……皐」

『……そっちから電話ですか』

「不機嫌過ぎなんだよ」







皐に電話をかけた。

親友のお前にはちゃんと話しとくよ。


特別にな。








『…んで?』

「俺さ、ひまりのこと好きだわ」

『知ってるっつーの』

「皐、お前大切にしろよ」

『………』

「お前が大切にしてくんなきゃひまりが泣き続けるだろ」

『お前がいるじゃん』

「お前ら2人して残酷過ぎなんだよ」

『2人?』

「ひまりも笑顔で小悪魔なんだよ」

『ふぅーん?俺の前じゃ全然だけど?』

「あれは無意識だな」







やっぱり落ち着くよな、皐と話すと。


――ひまりとお似合いだよ、お前は。