一途な彼女×浮気な彼氏


「アンタさぁなんであたしのベッドで寝るの!」

「えー?宇美の部屋ベッドしかふかふかしてないし」

「絨毯もふかふかよ!!」

「あー?あんなぁ俺はお前の…」

「お前の何よ?」

「〜っ//!なんでもねーし」







宇美の部屋に入り浸りの俺。

宇美のベッドで寝るのが日課。

宇美の甘い匂いはどこか落ち着いて。

…好きなんだよなー。

そんなこと言えるはずなく。

つかキモいじゃん?







「顔赤くない…?」

「うっせー…」

「熱あるの?」

「…ねぇよ」

「でも赤い……寝てて?今体温計もってくる…」




――グイッ…





「え…?」

「居ろよ、宇美。ここに」

「翠?ちょっとどうしたの?本当に熱あるんじゃない!?」

「……ちっ」







俺がどんなにやっても宇美には伝わらない。

そう痛感した中3。

ひまりちゃんとか言っても心は宇美を求めていた。

“居ろよ、宇美。ここに”

この言葉の意味だってわかんねぇよな。

俺のそばにいろ。

他の男んとこに行くな。

俺だけを見てろ。

色んな思いがはいってんだよ。




好きだって言えたらいいのにとどれだけ思っただろうか。




―――――