「んで、返事はどうなのかとは聞かねぇけどよ。…実際どう思ってんだよ、総司の事。」


いやいや、
思いっきり聞いてんじゃないすか。


何これ、修学旅行の夜のノリ?←


「おい、その話より、
あたしが何をしたか教えろよ。」


あたしが顔をしかめながら言うと、


「いや、
これはテメェへの仕返しだから。←」


真面目な顔で言われた←


「いや、仕返して…。何をやらかしたか教えてくれないと理不尽じゃね?」


しょーもない事だったら、あたしの右の拳がテメェの鳩尾に入るぞ←


と、拳を見せて脅してみるが、
こいつに脅しが効かないのは百も承知なので。←


土方は当たり前に平然としていた←


「で、どうなんだよ。」


しかも無視←


「…どうって、何か選択を迫られた訳じゃないし。言われただけだし。
…つーか、テメェには関係ないだろ。」


あたしがジトッと睨むと、
土方がはぁ…と溜息をついた。
そして、言った一言。









「お前、やらしい事は考えるくせに、
色恋には淡白なのな。←」










その瞬間、
あたしは自分の気持ちに素直に、
右の拳を土方の鳩尾に入れた←


もちろん、思いっきり勢いつけて←


「う"っ」


「やらしい事を教え込んできたのを誰だと思ってんだ、あ"?










…山崎だぞ!」
(久々登場←)











「…いや、今の流れは俺じゃねぇか?」


鳩尾を押さえながら、
顔を引きつらせる土方←


いや、すべてはあの潜入捜査の時だ!
お色気作戦とか変な作戦にするから!


あたしの純粋な心が!
(どこがw)


「…まぁ、山崎は教え込んできただけだけどな。実践しようとすれば、即、叩ッ斬る!!」


そう、拳に力をいれていると、
一瞬、土方がキョトンとして、
すぐさま何かを確信ような顔をした。
そして、


「日向、テメェ…
実践しようとした俺らはどうなんだよ。
まだ俺たちゃまだ生きてるぜ?」


黒い笑みを浮かべた←


…。


……。


…!?


「は!?そ、それはその場に刀が無かったから斬れなかっただけだ!今、此処に刀があれば即ぶった斬る…って、テメェ持ってるじゃねぇか、なんなら今すぐ斬ってやる!」


土方の笑みの意味を理解したあたしは、
慌てて否定し、刀を取ろうとしたが、
すんなりよけられた←


…遊ばれてる←
絶対、あたしで遊んでやがる!


「ほう?じゃあ、刀が無かったら流れですると?さっきも総司が来なかったら危なかったぜ?」


またニヤッと笑みを浮かべる土方。


…ダメだ、完全にこいつのペースだ。