その言い争いが起きていたのは、
さっきの甘味処からすぐの骨董屋だった。
見てみると、


「…うわ。」


人だかりの中心にいたのは、
完璧に酔って刀を持った
3人のおじさんたちと、
その刀を突きつけられている
従業員の女の子。


お店の周りは、
このおじさんたちに荒らされたのか
骨董品が割れてたり、棚が倒れてたり…
とにかく、悲惨な状態になっていた。


すると、


「町を守ってやってる武士さまに
は向かうとはいい度胸じゃねぇか!
死んで詫びろぉー!!」


おじさんが刀を振り上げた。


…やばいっ斬られる!!