それから数時間後。


「ふぃーっ、日向ちゃん今日はお仕事終わりだよ!お疲れ様!」


あたしが最初に寝ていた部屋で次の仕事を待っていると、途中から別行動だった鈴ちゃんが戻ってきた。


「(ふぃーって可愛いなオイ←)
終わりなのか?…結構、ハードな仕事だよなコレ。」


あたしはぐいーっと伸びをした。


…着物って疲れるんだよね。
しかも前に着たのよりさらに豪華だから、重くて動きづらい。


仕事内容は楽しいけれど、
次から次へと仕事が舞い込んでくるもんだから、休む暇なんて全くなかった。


…というか、コレ。
完全にお手伝いの領域じゃないよね。


普通の花魁さんと同じ領域だよね。←


…あ、でも、あんな事やこんな事はしてないから、ちょっと違うか?


なんて、考え事をしていると、
鈴ちゃんがテキパキと着替えだした。


あたしの目の前で←


「ちょ、鈴ちゃんっ、流石に女同士でもちょっとは恥らってお願い←」


「え、大丈夫だよ?」


そう言う鈴ちゃんは、
もう既に、上半身裸だった←


「鈴ちゃんが良くてもあたしが無理!
何をしでかすか分からないよ!」←え"


最近(というか、鈴ちゃんに出会った今日←)変態チックになってきたのは、
気のせいだと信じたい←


急いで手で目を覆ったが、
少し気になる。
というか、気になる←


指の隙間から除くと、


…。


「…わーお…」


あたしより、


…胸デカかった…←


グハッ


日向は10000のダメージを受けた。←


そんな事をしているうちに、
鈴ちゃんはあっという間に着替えていた。


…忍装束に←


「…あの、鈴ちゃん。まさかの忍者だったの?←」


「え、だって、刀取りに行くでしょ?
この方が身動きしやすいでしょ?」


…。


「いや、確かに動きやすいけどもっ、
違う意味で動きにくくなるからね!?」


いくらなんでもその格好でうろうろしたら、怪しすぎるでしょ←
つーか、何で忍装束なんか持ってるんだ、山崎じゃあるまいし。


というか、本当に刀取りについてきてくれるんだ…。
鈴ちゃん、超いい子だわ…。


あたしが感動していると、


「じゃあ、こっちは?」


そう言って、早着替え並みの早さで着替えたのは、


…。


「…わーお…」


太もも丈の短い可愛い着物だった←


「鈴ちゃん、何故そんなに短いんだ…」


年頃の女の子がそんなに足だしたらいけないでしょうに…。
(いや、貴女も年頃の女の子ですよ←)


しかも、足超細いし←
白いし←
(貴女も充分色白で細いのですが←
恨めしいくらいに!)


「これはね、仕事の時に使うんだ!
短いほうが動きやすいしねっ」


そう言って鈴ちゃんはクルクルと部屋の中を回ってみせた。


「…んまぁ、さっきの怪しすぎるのよりいいでしょ。」


ま、変な輩が来たら、あたしが即ぶっ倒すから大丈夫だけど←


うんうん、と頷いていると、
いつの間にか目の前に鈴ちゃんが立っていた。


「日向ちゃんも早く着替えないとっ」


「え、あ、そうだった。」


自分の服装を見ると、
まだ着物のままだった。


「私手伝うよ!まだ着物を着たり脱いだりするの難しいでしょ?」


「まぁ、そうだけど…」


あたしは、素直に手伝ってと言えなかった←


だって、さっき鈴ちゃんの身体を見てしまったからなぁ…


こんな貧相な身体を
わざわざ曝け出せと!?


むーりーー!!


「大丈夫、自分で出来r「ダメッ、早くしないとだからっ」なっ!?
ギャアァアアアアアアア!!!!!」


夜の島原に、
雰囲気をぶち壊す叫び声が響き渡った←